ウェットブラストとは?
ウェットブラストとは簡単に言うと、サンドブラストのウェットバージョンです。
ドライな状態でメディアを噴射して処理するサンドブラストに対して、ウェットブラストはその名の通り水とメディアを混ぜた状態で噴射して、ヨゴレやカーボンの除去、塗装の剥離等をする技術です。
キャブレター内部の洗浄やシリンダーヘッドなどのエンジンパーツの洗浄などヨゴレのみを除去することで、素材の肌感はそのままにアルミ本来の輝きを取り戻すことが可能で、レストアやカスタムにオススメです。
特長
- 1.処理対象を選ばない
- アルミ、鉄、ステンレス、マグネシウムなど処理したい部分や汚れの材質に左右されずにさまざまな材質が処理可能です。
- 2.単なる洗浄以上の処理面
- 表面のサビや油汚れなどの除去や洗浄と同時に光沢だしがおこなえます。圧倒的な数の微細な研磨材が、他の工法では実現できない緻密で均一な輝きのある表面をつくりだします。
- 3.環境にやさしい
- ・粉じんがほとんど発生しないため、マスクや集塵機は不要です。
・火災(粉じん爆発)などの危険性もありません。 ・有害な有機溶剤などの薬品を使用しないため、安心してお使いいただけます。
効果
- 1.洗浄
- 主に細かいガラスビーズ粒子を使うことで素地表面を傷めずにエンジンの油やカーボン、外装部品の泥やホコリなどの汚れをキレイに除去できます。アルミなどの金属は処理後にピカピカで半光沢のある表面になります。
研磨材の衝突で汚れを削り、浮かび上がったところを水できれいに洗い流します。 - 2.サビ取り
- 表面に深くまで食い込んだサビを除去したい場合、表面の数ミクロン(1ミクロンは1mmの1/1000)を削り取ると同時に、表面をたたいてなめらかにできます。
SUS、アルミ、鉄などほとんどの金属でサビを削り取ります。 - 3.美装
- ウェットブラストの細かな粒子が表面をたたくことで非常に微細なディンプル(=えくぼ状のくぼみ)ができ、独特の光沢が生まれます。
独自の表面が光を乱反射させ、独特の輝きを生み出します。 - 3.剥離
- 表面の薄皮一枚を削り取ることで、塗装やメッキなどの剥離除去が可能です。
物理的な処理のため、幅広い塗装やコーティングに適用できます。
PRICE
施工料金
ウェットブラスト料金表 | 価格 | |
---|---|---|
HONDA 空冷単気筒 | ||
カブ・モンキー系 50cc~ | エンジン一式 | 20,000円~ |
HONDA 空冷2気筒 | ||
CB72・92・250等 125~250cc | エンジン一式 | 45,000円~ |
HONDA 空冷4気筒 | ||
251cc〜 | エンジン一式 | 50,000円~ |
KAWASAKI 空冷2気筒 | ||
W系 650cc | エンジン一式 | 45,000円~ |
Z系 400~1100cc | エンジン一式 | 50,000円~ |
SUZUKI 空冷3気筒(2ST) | ||
GT380 | エンジン一式 | 40,000円~ |
SUZUKI 水冷3気筒(2ST) | 1000cc~ | |
GT750 750cc | エンジン一式 | 55,000円~ |
YAMAHA 単気筒 | ||
SR系 | エンジン一式 | 40,000円~ |
YAMAHA 2気筒(2ST) | ||
RZ系 | エンジン一式 | 40,000円~ |
YAMAHA 2気筒~4気筒 | ||
XS・XJ系 | エンジン一式 | 40,000円~ |
※汚れ、オイル、グリース等可能な限りお客様で清掃の後、ご依頼ください。清掃されていない場合別途清掃料を頂きます。
※その他お気軽にお問合せください。
ウェットブラスト加工をご依頼頂く際のご注意
取り外し可能な部品はすべて外した状態でご依頼ください。
部品が残っていると、ブラストメディア(グラスビーズ)が摺動部やベアリング等の内部に入り込み、再使用が難しい状態となる場合がございますので、出来る限り部品を取り外してからご依頼ください。
(当店では破損事故防止の為、部品の脱着作業は承っておりませんのでご了承ください)
取り外しが出来ない部品に関しては、ご希望が無い場合、マスキングを行わずそのままでの加工となります。
鉄の部品は錆が発生します。
ウェットブラスト加工では水を使用しますので、鉄部品は錆が薄らと発生する可能性がございます。シリンダースリーブ内部等は錆防止の為、加工後に油を塗布致します。
(錆を完全に防ぐ事は出来ませんが使用上は問題御座いません。)
部品の状態により加工をお断りする場合がございます。
部品の腐食が進行している場合、加工を行うと使用不可な状態になる場合が御座います。加工が出来ないと当店で判断した際は、加工を行わずそのままご返送させて頂きます。(上記の場合も返送の際の送料はお客様のご負担にてお願い申し上げます)
外見では判断が難しい素材内部の腐食により、加工した部品が使用不可になるケースが極稀に御座います。その際、当店では一切の責を負いかねますので予めご了承ください。